作曲したいけど楽器をさわったこともなければ音楽理論もわからない。
そんなあなたの為に、今回はDTMを紹介したいと思います!
ハマると奥の深いDTMですが、簡単に例えると・・・
公園で楽しそうに遊んでる男の子を想像してみて下さい。
想像できましたか?
では、その頭の中に想像した光景を絵に書いてみて下さい。
絵は想像したものを描いて表現しますが、作曲も考え方は一緒です。
頭で音を想像して、譜面に落としたり楽器を弾いて表現しているだけです。
鼻歌が歌えれば作曲はできちゃうんです!
その、鼻歌を譜面や楽器が弾けなくても音として表現ができるのがDTMなのです。
DTMとはなんぞや?
DTMとはデスクトップ・ミュージックの略で、パソコンにDAWソフトいう音楽作成編集ソフトを入れて、マウスをカチカチクリックしながら音を並べてひとつの曲を作成していく流れになります。
昔は、パソコンの性能が乏しかったのでDTMをしようと思ってもDAWソフトと音源とMIDI・オーディオインターフェースなどを買い揃える必要があり、ひとつひとつがかなり高額でした。
今も上を見ればキリがありませんが、昔ほどお金を掛けなくても手軽に始められるものになってきました。
必要な知識はDAWソフトを操作する知識だけです。
強いと言えば、曲をつくる上でリアルさを求める方は、楽器が弾けると音に魂を吹き込みやすいです(笑)
例えば、ピアノの鍵盤をたたく強さで音に強弱をつけたり、ギターの弦をスライドした時の音や、チョーキングした時の音とか・・・
楽器を弾く人にしかわからない感覚を表現するのは難しいかもしれません。
逆にいうと、楽器が弾けてもDAWソフトが上手く扱えないとレベルの低い曲しかつくれないわけです。
今は、YouTubeで色々な方がDTMでオリジナル曲や、音の表現の仕方などを動画でアップされているので参考にするといいかもです。
DTMに必要なものはなんぞや?
楽器が弾ける方と、弾けない方で必要なものが変わります。
今回は、楽器が弾けない方を的にして必要なものを紹介していきます。
DTMに必要なもの。其の一、パソコン

用意するパソコンはWindowsでもMACでもデスクトップでもノートパソコンでも大丈夫です。
パソコンを用意する上で注意事項をまとめてみました。
DTMに向いているパソコンのOSは?
MacならiPhoneアプリにもあるGarageBandという音楽作成ができるソフトが入っているのでパソコンを買ったらすぐできます。
ただし、できることは限られますので、無料のフリー音源などを追加したりされるのであればWindowsの方が対応しているものが多いです。
DTMに向いているパソコンの画面の大きさは?
DTMはトラックといい、基本ひとつの楽器に対して1トラック使用します。
最初の方は8トラックくらい表示できればいいかもしれませんが、慣れてくると小さい画面だと編集がしにくいです。
トラックの他にも、全体的な音量を調整するミキサーやノート(音)を打ち込んでいくのにピアノロールといったものを表示する感じになるので画像で見ていただくとわかるようにノートパソコンの小さい画面だとこうなります。(笑)

DTMに向いているパソコンの処理速度は?
DAWソフトの中で色々なプログラムが動くのでパソコン自体の処理速度が遅いものだと編集どころじゃないです。
編集できたとしても、曲を再生する時に音飛びや、音ズレの原因になります。
メモリ:8GB以上推奨です。
ストレージ:処理の早いSDD256以上、WAVなどの音声ファイルを多様される方は外付けで大容量のHDDなどを用意
DTMに必要なもの。其の二、DAWソフト

DAWとはデジタル・オーディオ・ワークステーションの略です。
最近では、スマフォアプリも含めるとトライアル版で無料のものから10万円を超えるものもありどれを選んでいいのかわからないと思います。
YouTubeなどでDAWソフトの比較をされている方もいらっしゃるので参考にするのもいいかもしれません。
DAWソフトは慣れみたいなものがあるので自分がどんなジャンルの曲を作りたいかで選ぶといいと思います。
DAWソフト名 | 簡単なおすすめポイント | 価格 |
CUBASE | ・人気No1 ・オールジャンル ・歴史が長い ・ボカロとの互換性が高い |
・体験版あり ・Elements 10.5 ー 13,200円 ・Artists 10.5 ー 35,200円 ・Pro 10.5 ー 62,700円 CUBASEをAmazonで見てみる |
Logic | ・Appleが開発 ・コストパフォーマンスが良い ・Macのみ |
・体験版あり ・Pro X ー 24,000円(APP Storeのみ) |
FL Studio | ・アップデート無料 ・EDMに強い ・全て英語 ・モバイル版と併用できる |
・体験版あり ・Fruity Edition ー 10,900円 ・Producer Edition ー 21,920円 ・Signature ー 32,940円 ・All Plugins Bundle ー 94,496円 FL StudioをAmazonで見てみる |
Studio One | ・最近、人気急上昇のDAWソフト ・動作が軽い ・ボカロとの互換性が高い |
・体験版あり ・Artist ー 10,600円 ・Professional ー 42,800円 Studio oneをAmazonで見てみる |
Ableton Live | ・Liveパフォーマンス向け ・EDMに強い ・コストパフォーマンスが悪い |
・体験版あり ・intro ー 10,800円 ・standard ー 48,800円 ・suite ー 80,800円 |
Garage Band | ・Macに最初からプリインストールされている。 | ・無料 |
因みに、一番安価なグレードは、トライアル期間が解除されたり体験版に毛が生えたくらいなので、体験版を使用してみて気に入ったら真ん中のグレードを購入するのがオススメです。
DTMに必要なもの。其の三、MIDIキーボード

MIDI(ミディ)とは、簡単に言うと電子楽器同士を接続する世界統一規格です。
MIDIキーボードとは、MIDI信号のやり取りに対応した鍵盤キーボードです。
簡単に例えるとDAWソフトを操作する為のリモコンの役目をしてくれます。
例えばCメジャーは、ド、ミ、ソの三和音で構成されていますが、これをマウスだけでカチカチ入力するのは手間ですし、適当に鍵盤を叩いているだけで、なんとなく和音がならせます。
鼻歌とマウスだけで作曲するのはイメージ任せになり、作曲の幅を狭くしてしまうので鍵盤楽器が弾けなくても、持っておいた方がよいです。
慣れてくれば、鍵盤楽器も弾けるようになりますよ。
最初に用意するMIDIキーボードは、25鍵くらいのコンパクトなもがオススメです。
鍵盤楽器が弾ける方は49鍵を用意されるとリアルタイムレコーディングとかにも使えますよ。
DTMに必要なもの。其の四、あれば便利なもの
モニター用のスピーカー

パソコン内蔵のスピーカーや家電量販店に売っている安いPCスピーカーでは音が悪いのでちゃんとしたものを用意しましょう。
ヤマハのスピーカーはスタジオなどでもモニター用のスピーカーとして採用されています。
ヘッドホン

夜などスピーカーの音量をしぼってモニターしていると音量を上げた時に音のバランスが無茶苦茶だったりするので、ヘッドフォンも用意しておいた方がいいでしょう。
下記のソニーのヘッドホンもスタジオなどでモニター用として使用されているところが多いのでオススメです。
歌声や生楽器を録音したい方はオーディオインターフェース

生音を録音されたい方は、オーディオインターフェースは必須です。
下記のものはマイクとのセット商品なのでエントリーモデルとしてオススメです。
Ableton Liveでライブパフォーマンスが目的なら
novationから販売されているMIDIコントローラーのLAUNCHPADがあれば、ライトパフォーマンスも可能です。
YouTubeで「LAUNCHPAD Cover」と検索すると沢山ヒットするので興味のある方は是非、参考にしてみて下さい。
因みに、このLAUNCHPADもそうですが、DTMアクセサリを購入すると体験版のDAWソフトなどが付属してくることが多いです。
ライトパフォーマンスメインでお考えなら、LAUNCHPAD PROがオススメ
楽器ができなくても作曲はできる?パソコンを使ってDTMに挑戦してみよう!【まとめ】
DTMは楽器が弾けなくても、譜面がよめなくても作曲ができます。
ただし、DAWソフトを操作する上で、どうしても知識は必要になってきます。
まずは、好きなアーティストなどの曲をカバーすることから始めてみましょう。
曲をカバーしている間に耳コピの技術や、DTMの知識が自然とアップしていき、音楽理論を勉強しなくても感性で作曲できるようになります。
とは言っても、key、音符の長さ、拍子、コード、スケール、ダイアトニックコード、ルート音、オクターブの言葉の意味ぐらいは知っておいた方が効率よく作曲できると思います。